非常に多くの品種があり、カラフルで美しい大変人気がある植物です。花のように見える部分は、花ではなく「苞」と言います。管理方法もとっても簡単。魅力的なのは、他の花に比べて鑑賞期間がとても長く楽しめることです。ご自宅にはもちろん、贈答用としても人気の高いグズマニア(ブロメリア)。そんなグズマニア(ブロメリア)の管理方法をご紹介させていただきます。
グズマニア(ブロメリア)は、明るい日陰を好みます。ただし、直射日光は葉が焼けてしまいますので、注意しましょう。
室内なら「レースのカーテン越し等の間接光が入る場所」、戸外なら「直射日光のあたらない明るい日陰」、が目安です。
生育は20℃〜30℃が適温で、冬場でも10℃以上あるのがいいとされています。2〜3℃程度の寒さでも冬越しができる強い品種もありますが、冬場はなるべく室内で楽しみましょう。
グズマニア(ブロメリア)は、水をあげる場所が少し変わっています。ほかの植物みたいに土に水をあげても吸収してくれません。注意しましょう。
乾燥には強いので、水の与えすぎは根腐れの原因になります。空気中の湿度が高い環境を好みます。乾燥する時期は霧吹きで水をかけてあげてもいいでしょう。
肥料を与えすぎるとかえって傷んでしまいます。鑑賞期間に肥料は必要ありません。夏の生育期間中のみ、油粕と骨粉を8:2の割合で混ぜた置肥をし、それと同時に緩効性の化成肥料を1〜2ヶ月に1回ぐらい、あるいは薄めた液肥を月2〜3回与えます。液肥は株元の筒状の部分に与えましょう。この時期にたっぷり肥料を与えることで、花つきがよくなり、子株も丈夫に育ちます。
一度咲き終わった花(苞)から再び花(苞)を咲かせることはありません。株元10cmのところで切って、グリーンとして鑑賞しましょう。
4〜9月の暖かい時期がベストです。
3ヶ月経過しても変化がない場合は、もう一度同じ処理をしてみてください。
<注>エスレルは500倍に薄めたものを10cc程度使用します。
グズマニア(ブロメリア)は、病害虫の心配がほとんどありません。とっても簡単な植物なのです。 気をつけて頂きたい事は、
季節 | 病害虫 | 対処法 |
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通年 | カイガラムシ | 風通しをよくして土を乾かしすぎなければ大丈夫です。 |
夏季 | スリップス、アブラムシ | 市販の農薬を使用すれば簡単に防除できます。 |
冬季 | 立ち枯れ病 | 根を腐らせないように、土は乾かしぎみにしましょう。 |